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Profile プロフィール

 

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指揮 現田茂夫

 

東京生まれ。東京音楽大学指揮科で汐澤安彦、三石精一両氏に師事。その後東京芸術大学で佐藤功太郎、遠藤雅古両氏に師事。

1985年安宅賞受賞。

1986年二期会オペラ「ヘンゼルとグレーテル」でオペラデビュー。

1987年新星日本交響楽団指揮者に就任。

1988年新星日響第108回定期演奏会マーラー「交響曲第5番」を指揮し、鮮烈なオーケストラデビューを飾る。

1990年新星日響とヨーロッパ演奏旅行をし、その後ウィーン国立歌劇場に国費留学。

1993年“プラハの春”で、日本を代表するソプラノ佐藤しのぶと共演した“佐藤しのぶリサイタル”は、センセーショナルにヨーロッパで放送される。

1996年神奈川フィルハーモニー管弦楽団指揮者に就任。

国内主要オーケストラをはじめ、国外の名オーケストラを指揮し、好評を得るとともに、国際派指揮者として活躍しつつある逸材である。

また、貴重なオペラ指揮者として、経験も豊かで、いま、最も期待されている指揮者の一人である。

 

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テノール 錦織健

 

国立音楽大学にて田中興輔氏に師事。

1986年オペラ研修所第5期修了。「メリー・ウィドウ」カミーユ役でデビュー。同年文化庁在外研修員としてミラノに留学し、リア・グァリーニ、アルベルト・ソレジーナの両氏に師事。

1989年第17回ジロー・オペラ賞新人賞受賞。

1990年第4回グローバル東敦子賞、第1回五島記念文化賞新人賞受賞。

1991年五島記念文化財団の留学生としてウィーンに留学。

1994年第6回モービル音楽賞洋楽部門奨励賞受賞。

この間に「魔笛」タミーノ、「椿姫」アルフレード、「蝶々夫人」ピンカートン等、数多くのオペラ公演に出演し、いずれも好評を博している。

また、ベートーヴェン「交響曲第9番」、ヘンデル「メサイア」等のソリストとして高く評価を受け、リサイタルでも、ジャンルを問わぬプログラムや、親しみやすいトークで多くのファンを魅了している。この他、ラジオのパーソナリティーをつとめる等、幅広く活動を行っている。

CDは、ポニー・キャニオンより「恋は優し野辺の花よ」等、計13枚が発売されている。

二期会会員。

 

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演奏 東京交響楽団

 

1946年に東宝交響楽団の名で創立。1951年東京交響楽団と改称して今日に至る。

歴代の指揮者には、近衛秀麿、上田仁などがおり、1964年以来秋山和慶が音楽監督・常任指揮者をつとめている。1991年大友直人が正指揮者に、1994年から飯森範親が指揮者に就任。また、客演指揮者に小林研一郎を擁する。海外での精力的な活動はもちろん、邦人作品を含む現代音楽への意欲的な取り組みと業績が認められ、文部大臣賞、毎日音楽賞、音楽之友社賞、京都音楽賞大賞などを受賞。

1994年秋山和慶の音楽監督就任30周年と第400回定期演奏会を記念しての、シェーンベルク歌劇「モーゼとアロン」(邦人による日本初演)は絶賛を博し、毎日芸術賞、文化庁芸術作品賞を受賞。1996年にはモービル音楽賞を、1998年には第29回サントリー音楽賞を受賞するなどその活動に対する評価は高い。また、文化庁が日本の音楽界を牽引していると認めた団体に支援することを目的として設定した「アーツプラン21」で選定され、活躍中であるほか、CDをワールドリリースするなど、国内外で評価を高めている。

 

 

 

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