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東京交響楽団

THE TOKYO SYMPHONY ORCHESTRA

 

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2-23-5 HYAKUNIN-CHO SHINJUKU-KU

TOKYO 169 JAPAN

Phone 03-3362-6764 Fax 03-3360-8249

 

1946年に東宝交響楽団の名で創立。1951年東京交響楽団と改称して今日に至る。歴代の指揮者には、近衛秀麿、上田仁などがおり、1964年以来秋山和慶が音楽監督・常任指揮者を務めている。1991年大友直人が正指揮者に、1994年から飯森範親が指揮者に就任。

活動の特色の一つに邦人作品を含む現代音楽の初演があり、その功績により1949年第1回毎日音楽賞、1953年文部大臣賞を受賞している。1976年アメリカ、カナダ、メキシコ、1982年韓国、1986年中国にて公演を行う。1991年ヨーロッパとアメリカにおいてワールド・コンサート・ツアーを実施して大成功を収め、1993年タイ、シンガポール公演、1994年にはECジャパンフェストの招聘によりポルトガル公演をおこなった。現代作品への意欲的な取り組みと長年の業績が認められ、1990年音楽之友社賞、1993年京都音楽賞大賞を受賞。1994年秋山和慶の音楽監督就任30周年と第400回定期演奏会を記念して、シェーンベルク歌劇「モーゼとアロン」(邦人による日本初演)を上演して絶賛を博し、その成果に対し1994年度毎日芸術賞、文化庁芸術作品賞が授与された。1996年楽団創立50周年を記念してヨーロッパ8都市で公演を行い、海外でもその演奏が絶賛された。1996年モービル音楽賞、1998年サントリー音楽賞を受賞。

1996年文化庁が日本の音楽会を牽引していると認めた団体に支援することを目的として設定した『アーツプラン21』に最初の団体のひとつとして選ばれ、その後3年間の活動を認められその第2期(1999-2001年度)も選定された。

また、新潟市とは準フランチャイズ契約を結び、1999年4月から新潟市民芸術文化会館において定期演奏会や特別演奏会を開催し好評を博しているほか、フランス・オーヴィディス社とは録音契約を結び、シェーンベルク「ヤコブの梯子」、バルトーク「弦・打・チェレスタのための音楽」の2枚のCDをワールド・リリースし、海外でも評価を高めている。

 

指揮/現田茂夫 SHIGEO GENDA

 

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東京生まれ。東京音楽大学指揮科で汐澤安彦、三石精一両氏に師事。その後東京芸術大学で佐藤功太郎、遠藤雅古両氏に師事。85年には安宅賞受賞。86年、二期会オペラ「ヘンゼルとグレーテル」でオペラ・デビュー後、「こうもり」等、二期会オペラで活躍する一方、オーケストラコンサートでも着実に実績を積む。87年9月、新星日本文響楽団指揮者に就任。翌4月、新星日響第108回定期演奏会マーラーの「交響曲第5番」を指揮し、鮮烈なオーケストラデビューを飾った。同年10月、来日中のドレスデン・フィルに客演したのを始め、国内主要オーケストラを指揮し、好評を得ている。

90年5、6月、新星日響とヨーロッパ演奏旅行、その後同年10月からウィーン国立歌劇場に国費留学。91年6月スロヴァキア・フィルに客演。92年2月、プラハ国立歌劇場日本公演の指揮者として客演。同年11月プラハ交響楽団の定期公演に初登場するとともに、93年5月、“プラハの春”での佐藤しのぶリサイタルは、センセーショナルにヨーロッパで放送された。チェコを始めとして、イタリア、ドイツ等での客演も多く、国際派指揮者として活躍しつつある逸材である。

96年9月、神奈川フィルハーモニー管弦楽団指揮者にも就任。

貴重なオペラ指揮者として経験も豊かで、94年3月「フィガロの結婚」(東京、広島)、同年10月「ラインの黄金」(関西二期会)、95年7月「チャールダッシュの女王」(東京二期会)、96年3月「ドン・ジョバンニ」(文化庁オペラ研修所)、同年4月「フィガロの結婚」(東京二期会)、5月「魔笛」(同)、10月佐藤しのぶドラマチックリサイタル(全国ツアー)、97年5月「ワルキューレ」(関西二期会).98年10月「ナクソス島のアリアドネ」(関西二期会)と目白押しである。いま最も期待されている指揮者の一人である。

 

ソリスト/錦織健 KEN NISHIKIORI

 

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国立音楽大学にて田口興輔氏に師事。

1986年オペラ研修所第5期修了。「メリー・ウィドウ」カミーユ役でデビュー。同年文化庁在外研修員としてミラノに留学し、リア・グァリーニ、アルベルト・ソレジーナの両氏に師事。

1989年第17回ジロー・オペラ賞新人賞受賞。

1990年第4回グローバル東敦子賞、第1回五島記念文化賞新人賞受賞。

1991年五島記念文化財団の留学生としてウィーンに留学。

1994年第6回モービル音楽賞洋楽部門奨励賞受賞。

この間に「こうもり」のアルフレード役、「魔笛」タミーノ役、「セヴィリアの理髪師」アルマヴィーヴァ伯爵役、「リゴレット」マントヴァ侯爵役、「イドメネオ」イダマンテ役、「コシ・ファン・トゥッテ」フェランド役、「ドン・ジョヴァンニ」ドン・オッターヴィオ役、「椿姫」アルフレード役、「ファウスト」ファウスト役、「蝶々夫人」のピンカートン役等・数多くのオペラ公演に出演し、いずれも好評を博している。

また、ベートーベン「ミサ・ソレムニス」「交響曲第9番」、ヘンデル「メサイア」等のソリストとして高く評価を受け、リサイタルでも、ジャンルを問わぬプログラムや親しみやすいトークで多くのファンを魅了している。この他、ラジオのパーソナリティーを務める等、幅広く活動を行っている。

CDは、ポニー・キャニオンより「恋は優し野辺の花よ」「初恋」「恋人を慰めて」「すみれ」「故郷」「エストレリータ」「アニーローリ」「夢」「砂山」等の計13枚が発売されている。二期会会員。

 

 

 

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