日本財団 図書館


018-1.gif

〜広域連携による観光振興を目指して〜

 

WAC21とは

 

観光のより一層の振興を図るため、地域の活性化、国際化の進展、価値観の多様化など時代のトレンドを踏まえて、運輸省が昭和63年4月に策定した「90年代観光振興行動計画(TAP90's)」に基づき、これまで約10年間にわたり「観光立県推進会議」(中央会議16回、地方会議13回)を開催し、官民の総意と知恵を結集した観光振興に関する具体的方策を提言するとともに、その実現に向けた重点的、統的キャンペーンを実施するなど官民一体となった取組みを展開してきました。

平成10年2月の第14回地方会議「全国大会」において、これまでの観光立県推進運動の成果等を踏まえた上、21世紀に向けた観光の新しい課題に対応していくための「今後の新しい展開方針」が決定され、

1] 観光関連事業者の一層の連携強化と地域における観光振興のための人材育成

2] 外国人観光客の受け入れ体制の整備

3] 新しい観光魅力の創出と多様なニーズヘの対応策の検討

4] 環境問題、バリアフリー、旅行費用の低康化、観光情報提供の充実等の新しい課題への対応

5] 広域高速交通ネットワーク整備のあり方についての地域要望のとりまとめの5つを重点活動項目とするとともに、今後の地方会議を、「広域連携型」、「地方主体型」、「イベント連携・実体験重視型」の方式で、原則、地方ブロック単位で開催し、広域での観光振興を目指すこととなりました。

「WAC21」は、「今後の新しい展開方針」を受けた会議の名称「広域連携観光振興会議」(The Conference for Tourism Promotion by Wide-Area Co-operation in the 21st Century: WAC21〜わくわく新鮮なときめきを創出する21世紀の旅づくりのために〜)の略称で、これまでの「観光立県推進会議(TAP)」に代わるものです。

 

 

 

前ページ   目次へ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION