日本財団 図書館


まえがき

 

本Q&A集は、「海洋科学から見る水惑星の多角的視点にたつ基盤研究」事業に参画した研究者から、自己の分担テーマを基調に、主として本文を一般人が理解するのに役立つと思われる適当数の事項を質問・答辯の形成をとって提出願ったものを一つにまとめた資料特集であり、全体の成果報告書の一部を構成するものである。

個別研究テーマ、研究者の考え方等々の特性をそのまま活かしたスタイルを重視し、事務局として、体裁上若干の修正、統一等をさせていただいた以外は、オリジナル性が高いQ&A集である。普及を大前提にしてはいるが、全体調整未完の段階であり、出版やインターネット上での公開に当たっては、それなりに多少の加工が望ましい点があろう。現段階では、あくまで原素材的色彩の濃いものと理解されることが期待されるものである。

以下に、利・活用に当たっての留意事項を列挙し、今後のための便を図っておきたい。

 

☆体裁(文体、構文、用法等)について

・全体としては術語解説型というより文章による主旨質問とそれに対する解説という形式をとっている。

・質問にはいくつか共通アイテムも散見されるが、独立性のある使い方が予想されるので、統合などの処理はとっていない。ただし、内容的な整合性に関しては、慎重に事を運ぶ必要があることは言うまでもない。

☆補完等について

・それぞれの質問を通じて理解を深める為には、関連アイテムをいくつか追加する方策が考えられよう。

☆将来の出版等公表時に際して期待される事項について

・アレンジを若干変えるとしても、例えば『水惑星システム イラスト付きQ&A』のように魅力的なタイトリングとし、理解を援ける図、表、写真等を加えて1頁1項目型の編集で、さらに巻末には項目インデックスを付すことにより、極めて便利な海洋〜地球環境の理解ガイドブックにつくり上げられることが好ましい。

・追加の場合の若干の事項例(順不同)

001-1.gif

・進展の比較的速い分野が多く含まれるので、発表時点でその道に詳しいエキスパートないしは本人による適誼性のチェックが大切になると思われる。

 

2001年3月

財団法人 日本科学協会

理事長 濱田隆士

 

 

 

目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION