はじめに
拝啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
この度は、当会基幹事業「第6回こどもの日全国少年野球教室」の開催にあたり、関係各位の皆様には、多大なるご高配を賜わり心より御礼申し上げます。
お陰さまで、全国的に晴天に恵まれ、本年も各地でたくさんの無邪気な笑顔と出会うことができました。本年は参加児童12,375名と過去最大となり、1995年の第1回より総計で69,708名の児童がこの教室に参加したことになります。
「野球界への恩返しに」とプロ野球出身者が結束し、当会が手探りで始めた事業がこの教室でした。今では、各地より開催を待ち望む声が寄せられ、会場の決定にも頭を悩ませる程、こどもの日の事業として広く浸透してきたことを実感し、また、当会の成長と歩みを共にしてきた事業だけに一同大変感慨深い思いがしています。
来年はいよいよ21世紀です。「20世紀のプロ野球人が新世紀を担うこどもたちへ夢の橋を架けたい…」そんな思いで、今後も野球を通じて「楽しさ」「喜び」を分かち合い、こどもたちからたくさんのパワーをもらって教室を続けて参る所存です。
本報告書は、全国48会場にまたがる各地の様子が一目でわかるよう掲載記事や参加者の声を集約した内容となっております。21世紀につなぐメッセージが多数こめられていますので、ご覧いただき、お気づきの点がございましたらご意見を賜りますようお願い申し上げます。
最後になりましたが、本教室の開催にあたり平成12年度補助事業としてご支援下さいました「日本財団」、並びにご協賛いただきました「株式会社セミック」「株式会社ピービーエス」「ナガセケンコー株式会社」「UCC上島珈排株式会社」「株式会社久保田運動具店」「株式会社都村製作所」の各社には改めて御礼申し上げます。
敬具
2000年6月
社団法人全国野球振興会
理事長 大沢啓二
日本プロ野球OBクラブ
会長 廣岡達朗