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わかったこと

1) 潮汐により出入りする水質を比較した結果、外海から流入するクロロフィルが著しく低下しており、浦が水中懸濁物を除去していることがわかった。

2) 浦に生息する主な二枚貝であるアサリとカキは1日で浦の水中存在量とほぼ同量の窒素を吸収していた。

 

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図 夏季の松川浦における窒素の流れ(単位:kg・d-1)、現存量はkg。

*:2潮汐間(24.5時間)の積分値

 

謝辞

本事業は、福島県水産試験場相馬支場、松川浦漁業協同組合のご理解とご協力を得て初めて行うことができた。調査では国土環境(株)の協力を得た。また国立環境研究所木幡総合研究官、樋渡博士には、研究の全般にわたりご指導いただいた。ここに記して感謝いたします。

 

成果発表

1) 萩原富司(1999)干潟におけるアサリの浄化機能、グローバルネット、1999年4月号、24-25。

2) 萩原富司、樋渡武彦、木幡邦男、石丸圭、三島京子(2000)松川浦における生物による浄化、第34回日本水環境学会年会講演集。

3) 萩原富司、樋渡武彦、木幡邦男、白石明、三島京子(2001)松川浦における生物による浄化II、第35回日本水環境学会年会講演集。

4) 萩原富司、樋渡武彦、木幡邦男、白石明、三島京子(2001)松川浦における生物による水質浄化、第4回日本水環境学会シンポジウム講演集。

 

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