ご挨拶
「地域伝統芸能全国フェスティバル」は、日本各地の風土と歴史の中で受け継がれてきた地域伝統芸能等を次代に伝承するとともに、地域の観光及び商工業振輿に活用することにより豊かな地域社会の実現を図ることを目的として制定された「地域伝統芸能等活用法」の趣旨にもとづき、平成5年度より毎年開催されてまいりました。
今年は第八回を迎え、平成12年8月10日から3日間、北海道・旭川市内を中心に開催いたしました。本年度の地域伝統芸能全国フェスティバルは、「まつりのルーツ・まつりの伝承」北海道の豊かな自然をふまえ「北の大地に広がれふるさとの祭り」をテーマに、国内外の伝統芸能の粋を存分に披露していただき、その素晴らしさを多くの人々に楽しんでいただくとともに、NHK放映を通じて広く国民の関心を高めることも出来ました。
夏、真っ盛りの北海道・旭川市は新緑に包まれ、開催期間中一時雨天となりましたが、概ね三日間は天候に恵まれ、同時開催の地方事業と合わせて約122万人という人出で賑わい、所期の目的を達して、お陰様で大きな成果をおさめることができたと考えております。
これもひとえに、北海道及び旭川市そして地元の皆様の熱心なご協力、更に関係諸機関等のご指導、ご尽力の賜と深く感謝申し上げます。
また、たくさんの拍手を送ってくださったご来場の皆様に対しましても、あらためて厚く御礼申し上げ、ご挨拶といたします。
平成12年9月
第八回地域伝統芸能全国フェスティバル(北海道)
実行委員会 委員長 土橋正義