「実際に脳出血が起こる確立は非常に低いが、食欲抑制や鼻炎治療など、PPAの使用目的から見て危険性は正当化できない」と中止を指示しました。日本の厚生省もFDA同様、「まれに脳出血が起こる恐れがある」との見解で、この事実を薬の添付文書に盛り込むよう11月20日に製薬各社に指示しました。「高血圧や心臓病、甲状腺機能障害の患者と、過去に脳出血を起こした人は服用しない事」との注意も加えました。しかし、「日本では食欲抑制薬としては使われておらず、1日の服用限度量も米国より少ない。重い副作用がまれに起こる風邪薬は他にもある」との理由で回収などの措置は取らないと決定しました。