日本財団 図書館


今年度上半期の伸び率は、39%と好調です。

次に「イプサ」、「アユーラ」、「ディシラ」、「エテュセ」それに、「ナーズ」、「シーブリーズ」、「デクレオール」、「ザー」などのブランドはどうでしょうか。これらは全て資生堂資本なのです。これまで同社は海外では高級路線を貫き、国内では日本人の大企業に対する信頼に寄りかかって、低価格商品にも社名、ロゴを入れて発売してきました。ところが欧米から買い付けに来た業者からは、「シャンプーなどのロゴを見るとブランドイメージが下がる」と指摘されて、計らずも資生堂は戦略の大転換を迫られたのでした。同社は、化粧品総合メーカーから独立したブランドの集合体への脱皮を、一昨年に社の方針として明確に打ち出しました。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION