総工費約483億円をかけて今年3月に完成しました。五輪のテーマを「グリーンオリンピック」(緑の五輪)として、環境保護重視の姿勢を打ち出すオーストラリアにふさわしく、屋根に落ちた雨水を地下のタンクに集めて芝生への水撒きに使うなどの工夫が凝らされています。
このスタジアムから道路1本を挟んで収容人員1万7500人のアクアティックセンターがあります。オーストラリアの得意種目、水泳などが行われる会場でタイム短縮の妨げともなる波を最小限にとどめるように設計されています。入り口の近くには、オーストラリア出身で五輪・世界選手権の競泳優勝者や、歴代世界記録保持者のプレート94枚がはめ込まれた壁があります。