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「メディカル」

 

変わる発ガン物質

アメリカの国立環境保健科学研究所は5月15日、発ガン物質に関する第九次報告書を発表しました。人口甘味料のサッカリンをリストからはずし、間接喫煙の煙や日焼けなど14項目を新たに追加しました。

このリストは2年ごとに見直されています。サッカリンはねずみの実験で膀胱ガンが出来たことから、発ガンの疑いのある物質として1981年にリストに掲載されました。しかし猿の実験では発ガン性が認められなかったことなどから、否定的な見方が強くなっていました。研究が進んで、ねずみにガンを起こすメカニズムがそのまま人間には適用出来ないことが明らかになったので、リストからはずすことになったそうです。

 

 

 

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