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ピロリ菌は人間の胃の中に生息する細菌で、国内では約6万人が感染しているとみられており、最近の遺伝子研究などで慢性胃炎や胃癌との関係が次々と明らかにされています。抗生物質の投与による除菌療法が行われていますが、副作用や高額な費用などの問題が指摘されています。研究を続ける東海大学医学部の古賀泰裕教授は「十二指腸潰瘍や胃癌が発症していなくても、胃の中のピロリ菌を減少・消失させておくことは予防につながる」と話しています。

 

 

 

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