海上保安庁長官のご祝辞
本日、ここに常陸宮同妃両殿下のご臨席を仰ぎ、平成12年度社会貢献者表彰式典が挙行されるに当たり、一言ご挨拶を申し上げます。
最初に、各分野において、たゆまぬ努力により貴重な社会貢献をなされ、そのご功績により表彰を受けられた皆様に、心からお祝いを申し上げます。また、財団法人日本顕彰会におかれましては、昭和46年以来本年で30回の式典を重ねられ、人知れず世のため人のために尽くされた人々を顕彰されてこられました。関係者のご努力に深く謝意を申し上げる次第でございます。
さて、私ども海上保安庁は、海上において人々が安全に、安心して活動が出来るよう、治安の維持、交通安全の確保、海難の救助、海上防災・海洋環境保全などの使命の遂行のため、日夜業務にあたっております。これらの海上保安業務は洋上で行われ、一般の方々の目に触れることが少なく、自然を相手に厳しい環境のもとで行われています。
本日の表彰を受けられた方々は、一般の方々に知られているかどうかにかかわらず、自らの危険をも顧みず人命の救助、救援をはじめ貴重な社会貢献をなされた方々と伺っております。