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山梨県 甲州ろうあ太鼓(こうしゅうろうあたいこ)

演奏曲 勇駒(いさみごま)とんばね太鼓

 

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音の無い世界にいる私たちが“音の世界と関わりたい、音楽を楽しみたい”、そんな思いで昭和56年1月に結成しました。“聞こえないからできない!”ではなく、“聞こえなくてもやればできる!!”と聴覚障害者を中心に活動を展開してきました。地元、若草町の甲州遠光太鼓保存会から指導を受け、町から練習場を提供していただき、今年で20年となりました。そして、平成になって、長野県の御諏訪太鼓から教えを受ける機会に恵まれました。以来チームのレベルも向上し、レパートリーも増えました。

私たちの活動が認められたのでしょうか。福祉教育の一環として、学校からの出演依頼が多くなりました。多くの困難を乗り越え、多くの人に支えられながら、日本の伝統芸能の一翼を担うという、ほんの僅かな自負心を持ちながらこれからも更なる飛躍を目指して頑張りたいと思っています。

 

長野県 上諏訪駅前本町二丁目龍神会(かみすわえきまえほんまちにちょうめりゅうじんかい)

演奏曲 諏訪龍神(すわりゅうじん)の舞(まい)

 

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諏訪大社は、全国に一万社におよぶ摂社・末社を擁する御諏訪様の総本山です。諏訪大社の御祭神は、諏訪大明神とも称され、武勇の神、農耕の神、狩猟の神、海上の神として信仰され、諏訪大明神が龍に化身した伝説は、諏訪湖の御神渡りや元寇の乱、弘安の役等により伝えられております。

龍は諏訪の生んだ巨匠立川和四郎作の神龍を参考にして制作し、舞を花の本流により振り付けし、お噺子太鼓は、神楽風太鼓を編曲して、諏訪龍神の舞を完成させました。

御龍、雌龍を奉演するのは、上諏訪駅前本町二丁目龍神会の面々でございます。

伏魔招運の守護神として信仰されて参りました諏訪竜神の登場です。

 

 

 

 

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