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ごあいさつ

 

財団法人 日本太鼓連盟

副会長 塩見和子

 

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本日は、第4回日本太鼓全国フェスティバルにお越しいただきありがとうございます。

日本太鼓は、古来より神事や祭礼において、または、伝達手段として重要な役割を担う楽器として伝えられてきました。また、最近では伝承、伝統音楽としての太鼓のほかに、新たに創作太鼓が加わり、音楽の一分野として日本太鼓が確立されてきております。

近年では、日本太鼓は日本の伝統音楽として、地域社会における評価が高まり、太鼓愛好者は、子供から高齢者にまで年齢層が広く、最近では主婦をはじめ女性グループも増え、男女の比率も均衡してまいりました。また、健常者のみならず身体・知的障害者のグループも誕生しており、太鼓演奏が心身の鍛練に寄与することが立証されております。さらに、日本の伝統文化の海外における紹介のうち、特に太鼓の海外演奏は、「日本の心」を伝えるものとして高く評価されております。

このように日本太鼓が脚光を浴びるなか、日本各地を代表する太鼓チームが一堂に会し、「第4回日本太鼓全国フェスティバル」を開催できますことは、大変喜ばしいことであります。

また、今回は特に、C.I.O.F.F.ワールドフォークロリアーダのご協力を得て、海外の民族性豊かな太鼓チームも出演することとなっております。日本太鼓チームと海外の太鼓チームとの交流が高まり、国際的にも太鼓の輪が広がればと考えております。

本日、お忙しいなかご来場下さいました皆さまには、力強い太鼓の響きを最後までごゆっくりとお楽しみいただきたいと存じます。

終わりに、文化庁並びに本大会の開催にご協力いただきました関係各位に心から感謝を申し上げ、ご挨拶といたします。

 

 

 

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