事前研修受講者の感想
これからの活動に加わっていただくために長野犯罪被害者支援センター電話相談員事前研修に参加した方の声
現代人は他者との対立に捕われているという話に感銘
筒井会長より研修を受けた。我々の生きている現代が人類の危機に直面している時代であり、この危機は新しいパラダイムを皆が受け入れるようになるまで安定しない。という現状から、カウンセリングの歴史の概略・聞く姿勢・聞き続ける側の心の安定の問題・フォーカシング/内観法等についての講義を受けた。
特に感銘を受けたのは、現代の人間は自分と他者が対立する競争にとらわれている人が多く、協力・協働出来るまで人格を発達させるのが難しくなっている。というところで、ボランティア的な生き方、ボランティア的経済で社会全体として乗り越えていく必要がある。とこれからの社会が目指すべき指標を示された。
ともすれば、日々の喧騒に疲れ果ててしまう自分が犯罪被害者に共感していくには、現代が人類の危機の時代である…という歴史的、空間的に大きなスケールを自分の中に持ち続ける必要を感じた。
いつ、誰でも犯罪被害者になっても不思議ではないと痛感
大事件、大事故が起こった時、被害者の救済について、あるいは精神的ケアーについて、マスコミも、その道の専門家も、社会も、支援活動を一生懸命してくれます。しかし、報道されない、身近に起きている事件や事故による被害者の場合は、たった一人で、その対応を強いられている事が多いというのが現実です。ましてや、性犯罪による被害者は両親にさえも話せず、一人で悶々としているケースが沢山あるということを、受講前の私はまるで他人事のように聞いておりました。
研修が進むにつれ、私自身が、身内が、誰でもが、そういった性犯罪被害者の立場にいつ置かれても不思議ではないということが理解できました。不幸にして被害者となった際の、当センターのような駆け込み寺の充実が望まれている所以が、この辺りにあるのではないかと思います。
多岐にわたる研修カリキュラムを消化し内容を自分のものにした上で「人の心が感じられる」電話相談員になれるようより一層の研鑚を積んでいきたいと考えています。
ごあんない
「みなさんのバックアップをお待ちしています
長野犯罪被害者支援センターの活動費用は、県民のみなさまの賛助会費を主な財源として運営されています。
被害者支援は民間のボランティアによる活動です。
みなさんの善意により犯罪被害者の支援活動を行っています。
賛助会員募集中
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長野犯罪被害者支援センター
被害者のこころに受ける精神的被害と
講演会開催のご案内
こころの癒しのために貴方は何を?
入場無料
日時 平成12年8月19日(土曜日)
午後1時30分開場午後2時開演から
会場 長野県社会福祉総合センター3F講堂
〜長野市若里ビックハット南〜
テーマ 「犯罪被害者の心理と援助」
講師 大阪大学人間学部教授
大阪被害者相談室顧問 三木善彦先生