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(3) 長官級会合

1] 1日目(20日)

20日の会合では、まず日本、韓国、ロシア、米国の順番でカントリーレポートが行われ、各国の海上警備の状況、抱えている問題や関心事項について、ビデオ、パワーポイント等を活用した発表が行われた。

カントリーレポートにより各国の関心事項等が明らかになった後、北西太平洋地域における海上警備機関間の協力関係の構築について意見交換が行われた。米国から今後の協力体制構築についての基本的な方針についての提案があった。また、ロシアからはバルト海沿岸諸国の海上警備機関間で現在行われている多国間協力の体制をリーディング・ケースとした北西太平洋地域における海上警備機関間の協力体制の構築に関する具体的な提案が行われるなど活発な議論が行われた。

この結果、今回の会合の結果を「共同発表」の形でとりまとめることで意見が一致し、21日午前中にドラフティング・グループを設置して「共同発表」の案文を検討することとなった。

2] 2日目(21日)

21日午前、各国代表団の事務レベルでのドラフティング・グループが開催され、「共同発表」の案文について詳細な検討が行われた。

21日午後の会合では、引き続き今後の協力体制の構築について意見交換が行われ、カナダ及び中国に対しても今後の会合への参加を促す必要性が認識されるとともに、ロシアから協力体制構築のための専門家会合及び次回長官級会合についてロシアで開催する用意がある旨の提案があった。

 

 

 

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