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まえがき

 

近年、我が国においては、海外からの密輸入により流入した銃器による凶悪犯罪や、麻薬・覚せい剤の若年層への拡散化のほか、集団密入国事犯が多発している。

平成11年においては、能登半島沖で不審船2隻が発見され威嚇射撃による停船命令に従わず逃走した事案、鹿児島県黒瀬海岸において台湾漁船及びゴムボートを使用して覚せい剤約564.6kgを密輸入しようとした事犯、舞鶴港においてロシア船籍貨物船からけん銃1丁が押収された事件、金沢港ではカンボジア船籍貨物船内に潜む中国人密航者115名が発見された事犯が特筆される。

これら犯罪は、社会的・国際的問題として大きな波紋を投げ、更に国民生活を脅かすなど、深刻な社会不安をもたらしている。

このような海上犯罪を水際において未然防止する観点から、関係者や一般市民に対し、広く防犯意識の高揚を図るとともに、万一犯罪が発生した場合には、迅速に海上保安部署へ通報し、適切に対応できるような体制の確立を図り、安全で快適な環境づくりを目指して、海上保安庁の指導の下に昭和63年度から本事業が開始された。

本報告書は、平成11年度における事業実績を取りまとめたものである。

 

 

 

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