4. 海洋環境保全推進活動の状況
(1) 推進員の活動状況
推進員は、海上保安庁の実施する行事だけでなく、それぞれが所属する団体等で実施する環境保全行事において海洋環境保全コーナーを設置してパネル展や図画展を開催したり、地域の親子を対象に環境紙芝居や水質検査の実験を行ったりするなど、活動状況は年々多彩に、かつ活発になってきている。
このような地域に密着した草の根的な環境保全行事では、海事・漁業関係者だけでなく、日常生活では海との関係が少ない地域住民に対しても、幅広く密接な周知啓発活動を行うことができるため、海洋環境保全の推進に大きな効果をもたらしている。
行事に参加した子供たちからも、「海を汚さないように、自分の出したゴミも人の捨てたゴミも家に持ち帰る」「食べ物を残さず食べるようにする」など感想が多く寄せられており、推進員の地道な活動が次世代を担う子供たちに大きな影響を与えていることが伺える。
(参考)