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編集後記

 

●巻頭の笹川鎮江会長の「明日への提言」の中で、今年の武道館大会が一〇分程度でしたが予定時間より早く終わって好評であったこと、お客様からいただいた温かい拍手のお話がありましたが、もう何十年もの間、武道館大会の照明プランを立てるとともに、照明の指揮をとられて来た篠原久氏が、このフィナーレのナレーショレの後に、タイミングよく起こった拍手にたいへん感激したという感想をもらしていたことを思い出しました。企画番組の内容とともに、スムーズな進行というものが大会運営にいかに大切かを、今更のように教えられた言葉でした。

●第十五回国民文化祭・ひろしま二〇〇〇・全国吟詠剣詩舞道祭も本誌にご紹介したとおり無事終了することができました。たまたま本部及び地元企画番組の一部を客席で鑑賞しましたが、出入口に近く、通路に面した席のせいもあったと思いますが、開演中に席を立ったり、音響効果を妨げる私語雑談など、吟剣詩舞関係者の鑑賞マナーの悪さに閉口しました。会場整理にあたられる大会役員の方も小さな声で案内役を務めるのは苦手のようでした。このようなことは洋楽のコンサートでは考えられないことです。コンクールなどで吟詠家の舞台マナーが厳しく言われて久しい今日、鑑賞する側のマナーについても一考する時期が来ていると思いました。あわせて終了時間の厳守は主催者側の当然のマナーであると思いました。

(矢萩保三)

 

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水六訓

一、あらゆる生物に生命力を与えるは水なり。

一、常に自己の進路を求めてやまざるは水なり。

一、如何なる障害をも克服する勇猛心と、よく方円の器に従う和合性とを兼ね備えるは水なり。

一、自から清く他の汚を洗い清濁併せ容るの糧あるは水なり。

一、動力となり光となり、生産と生活に無限の奉仕を行い何等報いを求めざるは水なり。

一、大洋を充し、発しては蒸気となり、雲となり、雨となり、雪と変じ、霰と化してもその性を失わざるは水なり。

水を心とすることが平和と健康と長寿の妙薬であります。

笹川良一

 

 

 

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