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七、吟詠の発声法―その理論と実際―

作曲家 舩川利夫先生

 

<講師紹介> 昭和六年生まれ。鳥取県出身。米子工業専門学校卒業。箏曲家古川太郎並びに山田耕作門下の作曲家乗松明広両氏に師事、尺八演奏家を経て作曲活動に従事。現代邦楽作曲家連盟会員。若くして全日本音楽コンクール作曲部門部門賞などを受賞するとともに財団の平成四年度(第八回)吟剣詩舞大賞文化賞も受賞。数多い日本の作曲家の中でも邦楽、洋楽双方に造詣の深い異色の作曲家として知られる。おもな作品に「出雲路」「複協奏曲」その他がある。また、財団主催の各種大会の企画番組吟詠テレビ放送の編曲を担当するとともに、財団機関誌月刊「吟剣詩舞」の「吟詠上達のアドバイス」を執筆、夏季吟道大学や少壮吟士研修会などの講師としても活躍される。

 

<講義の内容>

A 詩吟と音楽

一、世界の音楽の中での日本音楽の立場

二、詩吟が音楽であることの自覚

三、日本語の特質と日本の旋律

四、日本語の発声

五、発声法の実際と歌声

B 音楽としての詩吟の演奏

C 日本音楽の中で主に用いる旋律と音階

次ぺージ音階表参照

 

 

 

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