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また、「砕氷船では世界に敵なし」と豪語するだけあり、私企業としては世界最大の氷海試験水槽 (77.3m (L)×6.5m (B)×2.3m (D)。試験可能長さ60m) を持っている。この水槽を使った開発研究が、MARCの主な仕事となる。写真3に、MARCの入り口部を示す。「森と湖の中に街がある」と言われるヘルシンキの郊外にあり、自然環境はすばらしい。写真4は、MARCの隣にあるドームで、面白い形をしていたので撮影した。MARCとは何の関係も無いが、室内球技などのための施設である。訪問した9月は、日本でいえば中秋にあたる気候で大変快適であったが、これから長く暗い冬が始まる。

今回の海外出張は、日本造船学会の「造船技術に関する国際会議派遣」の一環として行われ、日本財団のご援助を頂いた。関係各位に厚く御礼申し上げる。

 

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写真2 今回の委員会をお世話下さったGoran Wilkman氏

 

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写真3 MARC入り口:この中に、長さ77.3mの氷海試験水槽がある。左側の円筒形のタンクは、水槽水の貯水タンク。

 

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写真4 MARCの隣にあるドーム:室内球技などに使われる施設らしい。長く寒い冬が連想される。

 

 

 

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