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5.3 衛星データ観測調査項目

(1) 植物プランクトン

今までに様々な海色観測衛星(表2-28参照)が打ち上げられ、海色観測データ等を取得してきた。特にNIMBUS-7のCZCS(沿岸域海色走査計)は、植物プランクトン、ブルームの調査、渦巻き、沿岸流等の海洋循環現象の発見、調査に利用されてきた。衛星からのCZCSデータを利用することで、他の手法では不可能な、海の表層付近のクロロフィル濃度を(準)リアルタイムで観測することも可能になった。今回における観測調査項目は、海色観測衛星データによって測定されるクロロフィル濃度(mg/m3)である。

 

表2-29 主な観測センサを搭載した人工衛星

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*1999年打ち上げられた衛星

(宇宙からの海色観測、植物プランクトン、クロロフィルについては、別添資料を参照。)

 

5.4 衛星データによる分布調査

(1) GMS VISSRデータ

1997年〜1999年の各3/4月〜7月の対象海域周辺の雲の分布状況を評価するために、GMSデータを収集した。沖縄周辺は雲の時が非常に多く、1998年5月10日〜15日、1999年の5月頃が比較的雲の少ないことが確認された(画像2-2参照)。

 

 

 

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