5.3 衛星データ観測調査項目
(1) 植物プランクトン
今までに様々な海色観測衛星(表2-28参照)が打ち上げられ、海色観測データ等を取得してきた。特にNIMBUS-7のCZCS(沿岸域海色走査計)は、植物プランクトン、ブルームの調査、渦巻き、沿岸流等の海洋循環現象の発見、調査に利用されてきた。衛星からのCZCSデータを利用することで、他の手法では不可能な、海の表層付近のクロロフィル濃度を(準)リアルタイムで観測することも可能になった。今回における観測調査項目は、海色観測衛星データによって測定されるクロロフィル濃度(mg/m3)である。