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1999年度LPCボランテラグループ表彰感謝会を終えて
若葉の香る5月14日、砂防会館健康教育サービスセンターで1999年度のボランティア表彰式が日野原理事長を迎えて開かれました。この日表彰された方は下記の奉仕時間を通過した方です。本年は32名の方が受賞されて、最高時9000時間を筆頭に500時間を超えた方が表彰されました。
毎週、または2週に1回、財団の理念に賛同してボランティアとして活動してくださっている方は130名を数えます。ボランティアさんと共に働くことが財団の姿勢です。新年度もまた新たな方々をお迎えして共に働いていこうではありませんか。
日野原先生の人間インタビュー7]
Q:日野原重明先生
A:シシリー・ソンダース先生
「意味のある人生」といわれましたが、それはどういうことなのでしょう。
だれもが自分自身の生きていることの意味の本体を発見しなければなりません。何が意味のあることなのかを他人に言うことはできません。しかし、人生の意味するものに価値を与えることはできます。自己の価値を見いださせるのです。望むらくは自分自身で自分の価値を発見してほしいのです。
生存の意義は生物の遺伝子にインプットされていることですからね。私たちは、それぞれ固有の遺伝子を体の中にもっていて、めいめいがそれを成長させていくべきなのでしょう。人間という種を育てていくためにはよい土が必要です。肥沃な大地があってこそ植物も大きく育つのではないでしょうか。
そうですね。しかし、私はまた貧しい土地における人間にも関心があります。彼らはしばしば剥奪され、生きがいすらもてないような生活を強いられています。私が祈りたいのは彼らのためです。人間の心というものはたいへん魅力的なもので、単なる化学物質とは違いますからね。
人間は豊かな士地を作るように努力をしなければならないということですね。
最近、著作はしておられますか。
はい。私はいまアート療法と緩和ケアの関わり合いについて書いているところです。
お忙しいところ時間をとっていただいてありがとうございました。私はあなたのメッセージを日本の仲間に伝えたいと思います。(完)