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提案要旨

子育てグループと保育

赤頭由利江(立川市・愛光第五保育園保育士)

 

愛光第五保育園は、立川市富士見町の団地に囲まれた所にあります。その富士見町住宅の自治会には、『なかよしサークル』と言う、地域の父母が運営している、子育てグループがありました。

現在は、『なかよしサークル』の活動は行われていませんが、以前は愛光第五保育園の行事にも参加して、交流もあったことがありました。

その後、平成9年度より、愛光第五保育園では、当時の園長の方針により、『地域との交流を広め・地域の子育てに保育園を役立ててもらいたい。』という思いから、『あいこうフレンドパーク』という名前で、愛光第五保育園を遊び場として、地域の皆様に開放することを始めました。

『あいこうフレンドパーク』は、毎週1回、園庭や保育室を、遊び場として提供すると共に、園児の遊びにも自由に入れるようにし、子ども同士が関われるようにしています。

盆踊り会、運動会、餅つき会、1日動物村、などの行事がある時には自由に参加してもらい、さまざまな経験が一緒にできるようにしています。

「今は、公園に行っても、遊びにきている子どもが少ないので寂しいけれど、『あいこうフレンドパーク』に参加することで、他の子どもと遊ぶことができてよかった。」という参加者の声もありましたが、それと共に、同じ年頃のこどもを持つ親同士の出会いや、交流のきっかけになり、子育ての悩み相談や、情報交換の場にもなっているようです。

立川市では、今年から子育て支援の活動を行う『ファミリーサポートセンター』ができ、子育て支援の活動が広まりつつあります。

少子化が騒がれている今、保育園でも、それぞれ様々な形があってもいいと思いますが、地域の子育てに関わり、支援していくべきではないかと思っています。

他の保育園ではどうなさっていますか?お話伺えたらと思います。

 

 

 

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