提案要旨
地域支援活動の取り組み
佐々木キヨ(函館市・中央保育園子育てサロン指導員)
育児不安を抱きながら、地域で孤立している母親が増えてきています。育児に悩む母親が求めている援助とはどのようなものなのか。保育所に求められている地域支援のあり方を探ることにいたしました。
平成5年4月に厚生省の保育所地域子育てモデル事業として市から委託を受け社会福祉法人函館共愛会中央保育園内に設置、現在は函館市地域子育て支援センターとして事業を行っています。当初は、「必要なとき、いつでも自由に…」でありましたが利用者が多くなり、今は曜日を決めています。
1. 地域子育て支援センターを開設するに当たって
・目的趣旨の理解
・地域における子育て支援の必要性の調査
・支援内容の検討
事業の内容は、次のとおりです。
相談事業…来園相談 電話相談 訪問相談
曜日…月曜日〜土曜日 時間…9:30〜19:00
来園相談 相談室を設置し、個人的、また3人、4人のグループで受けています。相談内容にもよりますが、大体15分〜30分前後が最近多くなりました。時間が長く必要な時は予約をしていただくこともあります。子どもの発育、社会性、母親の不安、親の社会性に関わる相談が多いです。