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提案要旨

効果的な健康診断をめざして

南部敦子(東大阪市・マーヤ保育園保護者)

 

現在、私は保育園に長女(5歳)と次男(1歳)を預け、病院薬剤師として働いています。「効果的な健康診断をめざして」という演題は、私にとって難しいタイトルではありますが、一保護者として、また薬剤師という立場から何かお役に立つことができればと思います。

子ども達の通っている保育園では、まだ体力の十分でない乳児(0〜2歳児クラス)の内科検診は毎月、幼児(3〜5歳児クラス)については年3回実施していますので、子どもが言葉をうまく話せないために気づかなかった軽い病気(扁桃腺炎等)が見つかったり、病院に連れて行くほどではないけれど気になることを予めノートに記入しておくと、その返事をいただいたりするので、大変助かると同時に安心できます。

また、検診によって、日頃見落としていた病気が見つかったり、注意しなければいけないことを指摘していただいて、大事に至らなかったと言うことが我が家だけでなく、周りの家庭でもよく聞きます。(ただ、我が家の場合は、お迎えの時間が19時なので、その日のうちに病院に連れて行くことができず、たいていは主人が翌日に2時間程度の休みを取って病院に連れて行くことで対応しています。)

私は保護者なので、健康診断の細かい内容・取り決めについては詳しくわかりませんが、同僚に聞くと実施されている検診も様々で、回数も保育園によって違うということがわかりました。また、耳鼻科検診を実施している保育園もいくつかありましたが、耳鼻科検診は風邪の多い季節に行うより、プールの季節前などに実施する方が良いように思います。

子ども達にとって、どのようにするのが一番良いのか…仕事が忙しく、つい子どもに負担をかけていますが、家庭での過ごし方や教育・躾けはもちろんのこと、健康診断においても、大人のお仕着せではなく子どもにとって無理なく心地よいのが、何よりも効果的であると思います。

 

 

 

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