講演II
座長 高野陽(東洋英和女学院大学教授)
演題 健康な保育者であるために
講師 野末悦子(コスモス女性クリニック院長)
子どもの心を育てるには、保育者自身が心もからだも健康であることが大切である。そのためには先ず、自分自身について知ること、「自分の健康を守るのは自分である。」ということを理解するだけでなく、実行することが求められる。
1. 女性のからだをコントロールしているホルモンの話
若い年代から更年期まで、ホルモンがどう女性のからだとかかわっているかを考える。骨をつくるにも、コレステロールをコントロールするにも、気分を明るくしたり、記憶をよくしたりという働きもホルモンと関係がある。
2. 避妊だけでなく、月経不順や月経困難症の治療にも使われるピルと更年期障害を軽くするホルモン補充療法について
3. 主な婦人科の病気について
月経の異常や子宮の病気(子宮筋腫、子宮内膜症、子宮がんなど)卵巣の病気(卵巣襄腫や卵巣がんなど)最近増えている性感染症〔クラミジア、ヘルペス、コンジロームなど〕
4. 女性に多い病気
乳がん、膀胱炎など。どうすれば、予防あるいは早期発見できるのだろう。この他にも最近増加している癌では、大腸がんや肝がん、肺がんなども忘れてはならない。
5. 止めてほしい悪い習慣について
若い女性に増えている喫煙。盛り上がっているパーティなどでの一気飲み。間違ったダイエットの危険な話。(電車の中でのお化粧はどう考える。)