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VI 電動車いすの構造と取り扱い

 

電動車いすは、精密な機器であり、丁寧に扱う必要があります。空港、および飛行機内では荷物として扱われるため、フットレストが曲がったり、フレームがゆがんでしまったりすることも多々あります。又、コネクターを取り外すため、取り付ける時に、逆につないでしまったりすると動作しなくなります。

また、最近は、手動車いすと同様、身体に合わせて、改造してある電動車いすも多く見られます。例えば、リクライニングが付いたもの、コントローラーを口で動かすものなど、事前に取り扱いに注意する個所をチェックする必要もあります。

この数年、日本製ばかりでなく、外国製のものも増えてきました。メーカーによって、取り扱い方法も異なりますので、事前の学習が望まれます。

2002年には、北海道でDPI (障害者インターナショナル)の世界大会が開かれ、世界から数千人の障害者が空港を利用します。多種多様な電動車いすを扱えることが、今、世界から求められています。

 

1. 電動車いすの車種

 

・国産-現在、国産の電動車いすの内ほとんどはスズキかイマセンの2社のものであるが、近年各社で開発されており、その性能、取り扱いも様々になってきている。尚、既製品であればほとんどが液体バッテリーである。

 

代表的なもの

スズキ

イマセン(今仙)

ヤマハ等

 

 

 

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