・ 誘導・警告の異種2列敷設方式の場合、ブロックを踏んで直ちに誘導か警告かを判別できる被験者は希であったものの、ブロック上に停止して、足や白杖で探索すればほとんどの被験者がブロックの違いを判別できることが今年度の実験結果から明らかになった。
・ 異種2列敷設方式そのものは、現行方式との誤認を生じる可能性が憂慮されることから採用を見送ったが、停止して探索すればホームの内・外方を判別できるという考え方は何らかの形で活用したい。
・ 警告ブロックに線状突起1本を付加する案は、線状突起の意味(=ホーム内方側を示す)を知らない人にも従来通りの警告情報を伝えることができ、一方、線状突起の意味を知っている人にはホームの内・外方を報知できる点で有益と考えられる。さらに、線状突起を付加したとしても、既設の方式との誤認等は考えにくい。