次に、利用している路線では、最も利用者が多かったのは山手線であり、被験者の約3分の1以上が利用していた。続いて中央線が多く4分の1以上が利用していた。その他に、東海道線、埼京線、南武線、両毛線、東北・上越新幹線、京王線、井の頭線、東急田園都市線、東横線、大井町線、小田急線、京浜急行線、西武新宿線、相鉄線、都営浅草線、都営荒川線、営団有楽町線、東西線が利用されていた。
図3.20の分布状況等から、今回の被験者群は、単独歩行経験が豊富ないわゆるエキスパートの割合が高いという印象を得た。この種の実験に協力的な人は、自ずと日頃から誘導・警告ブロックに対する関心が高い人に偏りがちであり、その意味では無作為抽出とは言い難いが、この点についてはやむを得ないと判断した。
(7) 身長
以下に身長の分布を示す。10cm間隔の区分で層別した。