水辺の約束、ゴミ持ちカエル
(財)日本釣振興会(略称 日釣振)では、「水辺感謝の日」という全国一斉・釣り場清掃デーは勿論、かかわりのある総ての釣り大会やイベントにおいて、水辺の清掃活動または、環境保全の啓蒙活動を行っております。そうした清掃活動が盛んになるほど、集められたゴミの処理という問題に常にぶつかることとなり、各地から悲鳴が上がるようになりました。日釣振の清掃活動に協力的で、感謝の心でゴミの収集にあたってくれる自治体も多くありますが、中には全く相手にしてくれず、集めたゴミの山を目の辺りにして、途方にくれるボランティア達がたくさんいます。
こうした現状を見るうち、私たちが掃除し、ゴミを集めていても水辺環境の問題解決には、ほど遠いのではと思いはじめました。そこで、昨年より、日本財団より助成を受けて、「ゴミ持ちカエル」運動を展開するようになったのです。
その成果は本年でまだ2年目では、結論を述べるには至りませんが、持ち帰り用の専用ゴミ袋がかなり有効であることは、各地の報告を見ると明らかであるように思えます。フィッシングショーなどのイベントでゴミ袋を配って、受け取りを拒否する人は誰もおりません。その先、いつ、何処で使われるかは不明ですが、ゴミの袋は最終的にはゴミを入れる袋として活用されるでしょう。
本年は持ち帰り専用のゴミ袋セットを15万枚作り、総て配布しました。貰った人は必ず、このタイトルを一度は読みます。「水辺の約束、ゴミ持ちカエル」。少しずつですが、人々の心に響いていると、私たちは確信しています。各地の報告からゴミは見あたらなかったという、報告になるまで、この活動を続けていく所存です。
本年もこの活動に加わってくれた、30万人以上の方々皆さんがゴミを捨てることなく、釣りを愛し、水辺環境保全に協力してくれている事を信じて更なる運動を進めていくつもりです。
平成13年3月
財団法人 日本釣振興会 会長 鈴木健兒