(a) プロッター用グリスペン
(b) プロッターシート等
4・7 電源部の点検整備
4・7・1 新設時の点検整備要領
新設時には4・7・2項の定期点検の内容のほかに、供給電源の種類についても点検整備する。
(1) 船内電源が交流の場合、機器によっては整流器が必要となる場合もあるので、交流とを間違えないようにすること。
(2) 電源電圧を間違えないように接続すること。交流電圧の100/110/115V、200/220/230V等に対して、電源トランスの接続端子やトランス巻線の接続替えを行う必要のある機器では、この接続が適正であることを確認すること。
4・7・2 定期の点検整備要領
(1) 電源入力側の絶縁抵抗を測定する際には、半導体素子に測定器からの高電圧が印加されないように注意すること。
(2) その他の点検項目
4・1・8(4)項を参照のこと。
4・8 ジャイロコンパス及びログ等との接続
4・8・1 信号の種類と接続
真方位指示装置の付属しているレーダーでは、ジャイロコンパスからレピータ用の方位信号が必要である。また、真運動装置付きレーダーにはログから航程信号も必要である。これらの信号はアナログ信号として接続されるものやデジタル信号として電気―機械的に接続されるもの、あるいはIECで定められた型式のデータフォーマットのシリアル信号線で電気的に接続されるものがある。
(1) シンクロモータでの接続
シンクロモータの信号電圧は90〜115Vで、周波数は50/60Hz又は400Hz(少数)の交流が使用されている。ジャイロコンパスからの方位信号を受けるほかに、アンテナの回転角度の受信にもシンクロモータを使う形式が従来のレーダーでは多かった。
(2) ステップモータでの接続
ステップモータの場合には、24V〜70Vの直流をON/OFFする方法で方位信号を伝えている。