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(四) 目標と船舶とが最接近するまでの予測時間(以下「TCPA」という。)

(五) 目標の真針路(対水基準又は対地基準の別の表示を含む。)

(六) 目標の真速度(対水基準又は対地基準の別の表示を含む。)

10 追尾中の複数の目標を表示する場合にあっては、レーダー映像表示画面上で各目標を区別する適切な表示を行い、該当する目標ごとに前号(一)から(六)までのうち、2以上の事項を表示できるものであること。この場合にあって、2つの事項を合わせて表示する組み合せは(一)と(二)、(三)と(四)又は(五)と(六)であること。

11 追尾中の目標が消失した場合(距離レンジの範囲外に去った場合を除く。)は、そのことを表示するとともに、その目標の消失位置を表示できること。

12 目標を捕そく後及び追尾中の目標又は自船が1分間で(±)45度の針路変更を伴う操舵を完了後、1分以内にベクトル又は図形により目標の移動の傾向を表示し、かつ、3分以内にベクトル又は図形並びに第9号及び第10号に掲げる事項の表示により目標の運動を予測できること。この場合において、表示の精度は、別表第1号に掲げる各状況において別表第2号に示す誤差を有する入力信号を加えたときは、次のとおりとする。

(一) 目標を定常追尾(自動及び目標の双方が一定速度にて直線針路を進んでいる状態をいう。以下同じ。)し、その移動の1分以内における表示の精度(95パーセント確率値)

 

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