イミュニティ試験結果の評価はIEC60945により次のA、B及びCの基準で性能評価が行われる。
−性能基準A:EUTは試験中とその後において、その目的とするとおり動作を継続しなければならない。該当する装置の規格及び製造者が発行した技術仕様書に定められるとおり、性能劣化も機能の喪失も許されない。
−性能基準B:EUTは試験後において、その目的とするとおり動作を継続しなければならない。該当する装置の規格及び製造者が発行した技術仕様書に定められるとおり、性能劣化も機能の喪失も許されない。試験中においては、自力で回復できるか、または、制御装置の操作によって試験の最終時点に回復できる場合に限って許される。
−性能基準C:試練中においては、機能または性能の一時的な劣化または喪失は、該当する装置の規格及び製造者が発行した技術仕様書の中に定められるとおり、機能が自力で回復できるか、または、制御装置の操作によって試験の最終時点に回復できる場合に限って許される。
参考文献
1. 大友・小園・熊沢「ワイヤレス通信工学」コロナ社
2. 畔柳・塩谷「通信工学論」コロナ社
3. 堤坂・大庭「無線通信機器」日本理工出版会
4. 伊落・石井・大園・橋本「通信」オーム社
5. 庄司・飯島「GMDSS]成山堂書店
6. 谷萩隆嗣「情報通信とデジタル信号処理」コロナ社
7. 樫尾次郎「情報ネットワーク」オーム社
8. 前田・加藤「無線LAN]オーム社
9. 無線従事者教育協会編「無線工学」近代科学社
10. 中山・薬袋・河崎「電子工学読本」オーム社
11. 岡村・角田・氏原・中田「電子回路のエスプリと演習」内田老鶴圃
12. 石井正博「電子工学要覧」昭晃堂