一般に高い周波数はアナログスペクトルアナライザ、低い周波数スペクトルはデジタルスペクトルアナライザが使用される。周波数を変換することからミリ波や光の波長のスペクトルまで測定できる測定器が市販されている。スペクトルアナライザは送信機から放射される不要電波(スペリアス)の測定にも使用される。 5・5・5 受信機の測定 図5・26にスーパーへテロダイン受信機の構成図を示す。
一般に高い周波数はアナログスペクトルアナライザ、低い周波数スペクトルはデジタルスペクトルアナライザが使用される。周波数を変換することからミリ波や光の波長のスペクトルまで測定できる測定器が市販されている。スペクトルアナライザは送信機から放射される不要電波(スペリアス)の測定にも使用される。
5・5・5 受信機の測定
図5・26にスーパーへテロダイン受信機の構成図を示す。
図5・26 スーパーへテロダイン受信機
受信機の性能は、感度、選択度、忠実度、雑音指数NF、等で表せる。図5・27に受信機の総合特性を測定する測定器の構成図を示す。
図5・27 受信機総合特性測定構成図
信号発生器出力を擬似空中線回路を通して受信機に入力する。擬似空中線回路はアンテナと同じインピーダンス(高周波抵抗)を持つ回路で、アンテナを接続したときと同じ状態とするためである。出力スイッチSを1にするときは音声出力がマイクロホンで検出されて音質(忠実度)が測定される。 スイッチSを2にするときは負荷抵抗から電気的な低周波出力を取り出して出力計により受信機出力を測定する。また、ひずみ率計により電気的に忠実度を測定する。
信号発生器出力を擬似空中線回路を通して受信機に入力する。擬似空中線回路はアンテナと同じインピーダンス(高周波抵抗)を持つ回路で、アンテナを接続したときと同じ状態とするためである。出力スイッチSを1にするときは音声出力がマイクロホンで検出されて音質(忠実度)が測定される。
スイッチSを2にするときは負荷抵抗から電気的な低周波出力を取り出して出力計により受信機出力を測定する。また、ひずみ率計により電気的に忠実度を測定する。
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