(a) 擬似負荷抵抗法はアンテナと同じ電気定数、抵抗Rと容量Cを持つ擬似負荷回路に送信機出力を加えて回路電流Iを測定すると送信電力Pは
P=I2R (5・50)
から、求められる。
(b) 電球負荷法は擬似負荷抵抗の代わりに負荷ランプを用いる方法で、送信電力で負荷ランプRを発光させる。これと同じ規格のランプLを直流又は交流でRと同じ輝度になるまで発光させるときランプLに消費される電力から送信機から負荷ランプに加わる電力Pを求める方法である。負荷ランプの抵抗をアンテナ抵抗と等しくする必要があるが直流又は交流用の電圧計と電流計で高周波電力の測定ができる利点がある。
(B) 送信周波数の測定
周波数の測定は
1. 周波数の確度;
規定した送信周波からのずれの値を確度という。