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B=1μV=10−6Vを基準にしたときはG (dBμ)としてμをつける。

電力Gのデシベル表示で、1Wを基準としたときはG (dBW)、1mWを基準にしたときはG (dBm)として表示される。

デシベル表示が単なる比を表すか又は基準値による絶対値を表すか注意する必要がある。

表5・4において倍率A/B=1に基準値Bを入れると倍率がAの値になる。

Gvが60(dBV)は倍率が1000であるので基準B=1Vに対してA=1000Vとなる。

Gpが20(dBm)のときはB=1mWの100倍となるのでA=10mWとなる。

表5・4に示すように倍率が10倍となると電圧では+20dB、電力では+10dB増加する。逆に倍率が10分の1に下がるときは電圧で−20dB、電力で−10dBづつデシベル値が小さくなる。

倍率が2倍のときは電圧で+6dB、電力で+3dB増加する。倍率が2分の1となると電圧で−6dB、電力で−3dB、デシベル値が小さくなる。

dBからの逆算は電圧、電流では(5・5)式、電力では(5・8)式から計算できる。

 

5・3 測定値と誤差

5・3・1 誤差

測定値にはいろいろな原因による誤差が含まれる。誤差を分類すると

 

116-1.gif

 

系統的誤差は予測や補正が可能だが偶然誤差は突発的に起きるので対応ができない。

理想として求める測定値を「真の値、T」とする。「測定値、M」が得られたときの誤差εは

ε=M−T   (5・12)

 

 

 

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