周波数3kHz (波長1000km)の長波から300GHzまでが電波法の対象となるが国際電気通信連合、ITUにより光や赤外線等の電気振動はすべて電磁波の定義に含まれるようになった。
電波の波長と周波数との関係は
電波の速度c=周波数f×波長λ (3・1)
で計算される。ここで
大気中での伝ぱん速度c≒3×108(m/s)
周波数f (ヘルツ、Hz)
波長λ (メートル、m);λはギリシャ語でラムダと読む。
(3・1)式に空中の電波の伝ぱん速度を代入すると波長は
波長λ=電波の速度c/周波数f
≒3×108/周波数f(Hz) (3・2)
又は
周波数≒3×108/周波数f(Hz) (3・3)
として計算できる。
例題1.
周波数100(MHz)の電波の波長はいくらか?
解答1.
メガヘルツ(MHz)をヘルツ(Hz)に換算して
100MHz=100×106=1×108(Hz)
(3・2)式より
波長λ=3×108/1×108=3(m)、と求められる。
例題2.
波長2mの電波の周波数はいくらか?
解答2.
(3・3)式より
周波数f=3×108/2=1.5×108(Hz=150×106(Hz)=150(MHz)