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コンデンサ:

図1・12に示すような2枚の導体板を並行に近づけて置いた電気素子をコンデンサと呼ぶ。コンデンサに電圧を加えると導体板(電極という)の間に電気量がたまる。コンデンサに直流電圧を加えると電極間に電気量がたまるまで充電電流が流れるが電気量が一杯に蓄電されるとコンデンサに電流が流れなくなる。図1・12(左)は充電する状態を示す。充電されたコンデンサの電極間を(右)図のように導線で結ぶと蓄電された電気量が放電電流となって反対向きに流れ出る。コンデンサは電気量を蓄えるだけで放電が終わると電流が流れ出なくなる。

電池は化学作用で電気量を造り出すことができるので電池の寿命が終わるまで電流を連続して取り出すことができるがコンデンサは放電が終わると電流が流れなくなる。このためコンデンサは直流を阻止する役目に使用される。コンデンサに交流又は高周波を加えると、プラスとマイナスの極性が反転するたびにコンデンサが充電と放電を交互に繰り返すことからコンデンサを通して電流が流れる。コンデンサは直流を阻止するが交流や高周波を通す役目をする。

 

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図1・12 コンデンサの充電と放電

 

 

 

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