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3・2・8 原動機の安全装置・警報装置試験

原動機の種類(ディーゼル、蒸気タービン)に応じ、次の安全装置、警報装置が設けられている場合には、それぞれの検出器(センサ)が実際に動作する条件、例えば、加速度、LO圧力低下について実際の設定した値で原動機を停止させ、かつ警報動作も確認することが望ましい。ただし、船内の状況いかんによっては、安全装置の実動作は危険を伴なうことがあるので原動機関係業者と十分協議したうえで決定すべきである。その結果、実行困難となった場合は、設定値を下げて実際に作動させるか、更に、それも困難な場合は、検出器に模擬信号(電気信号に変換)を与えて作動したことの確認を行うこともやむをえない。

 

表3・2 安全装置・警報装置試験項目

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3・3 配電盤

 

3・3・1 絶縁抵抗試験

すべての遮断器、スイッチなどを開き導体相互間及び導体と船体間の絶縁抵抗を計測する。計測は500Vメガーにより行う。測定値はいずれも1MΩ以上であることを確認する。(船舶設備規程による)

 

3・3・2 動作試験

発電機用遮断器のハンドル操作又は遠隔操作の確認、各種給電回路用配線用遮断器の開閉操作の確認、各種計器用及び表示灯用等のスイッチの開閉操作の確認、計器の指示値の確認を行う。

 

 

 

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