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騒音計の周波数補正回路にはA特性、C特性及び平たん特性とがあり、図2・14の曲線のような基準レスポンスをもったものである。A特性は補正された特性で騒音レベル(計量法によって法定計量単位デシベル(dB)又は(ホーン)として規定されている)を表している。また、平たん特性はほぼ音圧レベルを表す。

なお、A、C及び平たん特性はそれぞれ別個の周波数補正曲線で重み付けられた互いに換算できない独特の単位系である。

(3) はずみ車効果(GD2)の測定

船舶電気装備技術講座「電気計算編10.0付録」を参照のこと。

 

2・2・17 復習問題(3)

(1) 発電機の規約効率の算定式について述べよ。

(2) 巻線の温度上昇を抵抗法で測定する場合の温度上昇の算定式を述べよ。

(3) 交流発電機の温度試験方法にはどんな種類があるか。

(4) 交流発電機の漸変電圧変動特性試験について述べよ。

(5) 交流発電機の並行運転試験における各機の有効電力の不平衡値はどの程度にしたらよいか。

(6) B種絶縁の交流発電機固定子巻線の抵抗法による温度上昇限度はいくらか。

(7) 交流発電機の過負荷試験方法について述べよ。

 

2・3 直流機

 

2・3・1 試験項目

(1) 形式試験

形式試験は2・1・1にのべたとおりで受渡試験及び参考試験のほか次の項目を含む。

(a) 詳細整流試験

(b) 風量試験

(c) 電圧脈動率の測定

(d) 界磁インダクタンスの測定

(e) はずみ車効果の測定

(f) 軸電流の測定

(2) 受渡試験

受渡試験には次の項目がある。

(a) 機械的点検

 

 

 

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