定格出力50kW以下 30秒
定格出力50kWを超え200kW以下 2分
延長法とは、停止後、巻線抵抗の時間に対する変化を求め、これを延長して電源遮断時の巻線の抵抗を推定する方法である。抵抗値は電源遮断後に、最初に抵抗を測定するまでに要した時間の4倍以上の時間にわたってほぼ等間隔で4点以上求める。
また、延長方法は、片対数方眼紙の横軸に等分目盛の時間を、縦軸に対数目盛の測定抵抗値を目盛り、測定点を含む直線を延長し、電源遮断時の抵抗を測定する。
(xii) 可動部、回転部などで試験直後の温度を測定することが困難な場合は、試験後の温度低下曲線を画いて補外法にによって直後の温度を求める。
このことは(f)にも適用されることがある。
試験後測定温度が上昇を示す場合はその最高値をとる。
(2) 温度試験方法の種類
交流発電機の温度試験方法として次の種類がある。
(a) 実負荷法
(i) 水抵抗による場合
(ii) 金属抵抗による場合
(iii) 系列並列による場合
(iv) 他の電気機器に負荷する場合
(b) 零力率法
(c) 等価温度試験法
次にこれらの方法の概要を説明する。
(a) 実負荷法
電源設備の許す範囲内で、小中容量機では実負荷により温度試験を行うことができる。水抵抗による場合は図2・12のような接続とし、力率の調整はリアクトル又は同期機を力率調整用電動機(CM)として使用する。