(a) 瞬時電圧降下
瞬時電圧降下は(式30)により計算されるが、この例の場合はバウスラスタ始動時に発電機が2台並行運転されているから(式32)におけるXeは次のようになる。
瞬時電圧降下が15%を超えているので直入始動とすることは不適当であり減電圧始動とする必要がある。
ここで、始動補償器始動(コンドルファ)を採用し、單巻変圧器のタップ値を65[%]とした時の瞬時電圧降下を求めてみる。
タップ値が65[%]の場合の單巻変圧器の1次側の始動電流は(式29)により次のようになる。
(b) 原動機容量の確認
これは(式39)により確認すればよいが、この場合に発電機が2台並行運転されていることを考慮すると(式39)は次のようになる。