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(3) 第2項第3号ただし書の規定により、前部マスト灯又は後部マスト灯より上方に設置することができることとされた1個の白灯及び2個の紅灯又は3個の紅灯を設置する位置は、次に掲げる要件のいずれかに適合するものであること。

(a) 後部マスト灯より上方であること。

(b) 前部マスト灯より上方であり、かつ、後部マスト灯より下方であって、船の中心線との水平距離が2メートル以上であること。

7. 操船信号灯を設置する位置は、次に掲げる要件に適合するものでなければならない。

(1) 船の中心線上であること。

(2) 後部マスト灯を設置する船舶にあっては、高さは、次に掲げるもののいずれかであること。

(a) 後部マスト灯より2メートル以上上方

(b) 後部マスト灯より2メートル以上下方で、かつ、できる限り前部マスト灯より2メートル以上上方

(3) 後部マスト灯を設置しない船舶にあっては、前部マスト灯より2メートル以上上方又は下方であること。

 

(関連規則)

設備規程第146条の5関係(船舶検査心得)

 

146-5.0(a) 船灯の位置は、その光源の中心を基準として決定すること。

(b) 上甲板上の高さは、当該船灯を通る垂直線の下方の上甲板から測るものとする。

(c) 上甲板のない船舶についての本条の規定の適用に当たっては、「上甲板」とあるのは「げん縁」と読み替えるものとする。

(d) 通常は、船体に固定しておかずに必要の都度掲揚することを認められている可搬式の船灯(例えば紅灯)については、本条の規定に適合する位置に容易に設置可能となるような措置が講じられていること。

146-5.1(a) 停泊灯の位置については、できる限り高い位置とすることのみでよい。

146-5.2(a) 第5号の「管海官庁が当該船舶の構造等を考慮してやむを得ないと認める場合」とは、次に掲げる船舶の場合とし、当該船舶のマスト灯は、できる限り前方に設置することとする。

(1) 船体中央部より前方の甲板において作業を行う船舶であって、マストを設置することにより当該作業を行うことが困難となる船舶

例:定置漁業、養殖漁業、採介藻漁業に従事する漁船、起重機船

 

 

 

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