0.25[A]位までの電流であれば、固定コイルFと可動コイルmとを直列にして電流計にすることができる。しかし、これ以上の電流になれば、うず巻きばねの制御装置では無理であるから、図3.7のように可動コイルmには被測電流に比例する小電流を分流させて電流計とする。
図3.7は、5[A]用の電流計を示したものである。F及びmには被測電流Iに比例する電流I1、及びI2が流れ、可動コイルmに作用する電流力はI1×I2したがって、I2に比例する。よって、(3.6)式によって目盛上には直接被測電流Iを目盛することができる。
3・6 可動鉄片形計器
3・6・1 原理
反発形可動鉄片形計器の原理を説明する。