(4) インターホン
必要な数の電話機の同一記号の端子をすべて並列に接続し、呼出しはロータリスイッチで相手を選び、押釦スイッチを押し相手番号の線に+が送出され、相手方の電話機の電鈴を鳴らす、相互に送受器をとると通話ができる。
図2.139はインターホンの回路の一例を示す。
2・11・3 拡声装置
船内指令装置は、操船指令、荷役指令、船内指令などに使われ、自動交換機と一体化されることがある。
図2.140は船内指令装置の系統の一例を示したものであるが、この装置には着信装置が組み込まれ、任意の電話機の特定ダイヤルによって動作する自動交換機の回路から音声信号、入出力回路、切換信号、電源投入信号などを受け、拡声装置の電源投入や入出力回路の切換を行い、受話機を通じて船内強制呼出ができる。
2・11・4 ベル、ブザー、ホーンなどの音響信号装置
ベル、ブザー、ホーン等は用途により音量、音色を適当に選択すべきであるが、JISF8501(船用防水形ベル)、JISF8502(船用ブザー)に規定があるので、原則としてこれらを使うべきである。騒音が多い場所では小型モータサイレン及びエアホーン等を使う。