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(f) 反発誘導形単相誘導電動機

図2.54に示すように、回転子に二つの巻線がある。上部の巻線は、整流子に接続され、ブラシで永久に短絡されている。下部の巻線はかご形巻線である。始動時には上部の整流子巻線に電流が流れて、反発電動機として、始動トルクが出るが速度が上ると下部のかご形巻線に電流が流れ誘導電動機の特性を示す。構造が複雑で、高価となる欠点がある。

 

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図2.54 反発誘導形単相誘導電動機の回転子のスロット図

 

(2) 単相整流子電動機

直流機のような整流子を有する回転子と、一般的には誘導電動機のような固定子とから構成された交流機で、単相電源を供給するものを単相整流子電動機という。

(a) 単相反発整流子電動機(トムソン形)

図2.55に示すとおり、固定子に1個の巻線Fを設け、回転子の短絡ブラシの軸をF軸に対して、種々移動できるようにした方式である。

ブラシの移動角度(θ)の位置によって図のようにトルクが変わるから速度を調整できる。また、θ角を-θ角にすれば逆転する。また、直巻特性をもっている。

 

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図2.55 単相反発整流子電動機の結線図と特性

 

 

 

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