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内鉄形、外鉄形の鉄心は厚さ0.3〜0.5[mm]のけい素鋼板を短ざく形に切ったものを積み重ねて作る場合が多くこのような構造のものを積み鉄心又は成層鉄心といっている。成層にする理由は鉄心内に生じようとする、うず電流損を小さくするためである。

巻鉄心形は帯状のけい素鋼板を、ロール状に巻いたもので磁束の通る方向に対して積み鉄心のようにすき間ができないこと及び磁束が通りやすいように、内部の結晶を帯の長さの方向へ揃えてある方向性けい素鋼板と呼ばれているものが用いられているため小さな鉄心で多くの磁束を効率よく通すことができ、したがって、変圧器を小形、軽量化することができる特長がある。

 

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図2.30 単相変圧器の鉄心

 

(4) 冷却方法による分類

変圧器は鉄損と銅損のため温度が上昇するが回転部分がないので熱が発散しにくい。陸上の大形変圧器には水冷のものがあるが船舶では次の冷却方式のものが用いられる。[JG205条参照]

 

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乾式は(3)に示した鉄心と巻線部分(以下本体という。)を配電盤内に収めることもあるが一般には単独の箱に収めたものが用いられる。したがって、本体の冷却は箱内の空気により行われる。

 

 

 

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