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4.3.6 ケーブルの固定間隔など

(1) ケーブルの固定間隔

ケーブルの固定間隔は、表3.1を標準とするが、特に船主、船級協会などにより指示ある場合を除き、一般には、ケーブルの太さによって、固定間隔を変えることはせず、約300mmに統一し、また、水平の主電路においては、図4.24のように、固定を支持金物(ハンガ)1つおきにしてよい。

 

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図4.24 ケーブルの固定間隔とバンド幅の例

 

(2) ケーブルの積重ね

(a) ケーブルの積重ねは、原則として2層までとし、積重ね高さは50mm以下とすること。

 

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図4.25 ケーブルの積重ね

 

(b) ケーブルを積重ねるときは、原則として太いものを下積みとする。

(c) ケーブルは、ハンガの上面に積むのを原則とする。

(d) ハンガ上のケーブルは、中央部が高くなるように積む。

(e) 調理室、洗面所、浴室、便所など湿気の多い区画では、ケーブルの積重ねはしない。

(3) バンド幅

バンド幅は、なるべく小さくした方がケーブルを固定するにはより良いが、作業の合理性を考え、最大200mmを標準とする。

 

 

 

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